序~北の国からこんにちは 日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか 児童精神科医の現場報告
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日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか 児童精神科医の現場報告

[子ども] ブログ村キーワード

古荘純一さんの

日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか (光文社新書)日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか (光文社新書)
(2009/05/15)
古荘純一

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自尊感情とは、プラスもマイナスも含めた自分を受け止める感情として、紹介されています。

これは高ければ高いほど良いというものではなく、これが異常に高い人は身勝手で自分だけ良ければ良いといった、社会的には問題のある人格とも言えます。

著者は、児童精神科医の立場から、QOLというデータ分析を子どもにも適応させて調査したデータをベースに本のタイトルのテーマを展開します。

調査データから読み取れることは、多岐にわたるのですが、一番顕著なのが、他国と比較した場合の日本子どもの「自尊感情」が極端に低い数値として表れることです。

日本国内の相対的なデータでみると、日本の子ども全体が「自尊意識」が低いため問題が明らかになりずらいデータです。

わかりやすい言葉でいうと、日本子どもは全体に「疲れている」ということです。

その要因は、社会全体の閉塞感教育現場家庭環境地域社会など様々な問題が想定されます。

これは、子どもの世代が、1970~80年代生まれの世代が多く、自身がつかれた状況で希望を見いだせていない世帯が多いことを子どもは実はしっかりと感じ取り、反映されていると言えます。

その反面、社会全体は、いわゆる高度成長期価値観で、「良い学校に入り、良い会社で勤め経済的に豊かになる」といったことを体現してきた祖父母の世代の価値観がいまだ、学習指導要領や世間に生きており、代替となる明確な生き方希望を見いだせない混迷の時代となっていると著者は指摘します。

子どもの「自尊感情」の低さは、社会の鏡であり、子どもたちが抱えるこころの問題や実社会における「少年犯罪」「自殺」「学級崩壊」「薬物依存」「自傷行為」など様々な面で直結しています。

通常、「自尊感情」は、思春期に一度下がり、何かを成し遂げたり、些細なことでの成功体験から大人になる過程で再度、上昇していく傾向があるが、日本の子どもは思春期に下がった「自尊感情」が下がったまま大人になり、社会にもうまく適応できず、そのままとなるといった悪循環を生んでいます。

子どもに対する社会としての役割を大人である世代は、自身の「自尊感情」とともに子どもの「自尊感情」を大切にして伸ばしていくことが必要と言えると思います。

希望を持って生きていける社会を、大人と子どもがきちんと向き合った状態で作り上げていくことこそ今の日本の社会に必要なことと共感しました。

読み応えのある一冊でした。


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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

tag : 自尊感情 古荘純一 児童精神科医 子ども 価値観 自殺 自傷 学校 社会

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奥が深いですね?

自分も人の親になり、かれこれ
14年ほどになります。
色々考えさせられる内容でした。

未だ子育てがこれでいいのか?と
毎日考えます。

でも、自分の事で精一杯で
子どもと向き合ってないと思います。

できるかどうかわからないけど、時間を
作ってみようと思います。

No title

こんばんは。
とても興味深い本ですね。
日本の子供は疲れている、ですか。
たしかに、そうかも知れませんね。

No title

はじめまして^^ 読み応えのある書評に参りました!!

自尊感情についての私の見解を一つ・・・

日本の昔からの文化として、「出る釘は打たれる」という言葉があることに象徴されるように、
日本では、、めだったり、秀でたり、主張したりすると、他人から叩かれ易いということが起こります。
そのような環境から、日本の子供は、自己防衛の手段として、無意識のうちに自尊感情が低くなっているように感じます。

本自体を読まずのコメントです・・・すみません。(自己防衛)

久しぶりに語り合えるブログ出会えた気分です。また来させてください。^^*)

たしかに!

高度成長期の中育った親って。。。

いい学校に入れ!

いい就職先に行け!

って方々が多いですよんね。

子供の元気がなくなるわけですわ。

共感です!

ありがとうございます

子育て中ですが、痛感しております。
いじまが多い子供達の心を癒してあげられるのも、親なわけですから、もっと元気に生きなきゃだめですね!
がんばります!

No title

はじめまして
これは全国の学力調査と一緒にやっている意識調査でもでてるようですね
社会の構造にかかわらず親の問題であるような気もします

7つの習慣なんかもこのあたりからはやったんですかねえ

こんばんわ

こんばんわ。
あし@で拝見しおじゃましております。

興味深いテーマですね。
日本の子供の自尊感情が低い理由として親の世代の沈滞感というのは深く考えさせられますね。
確かに子供は親の心理に深い影響を受けるのでしょうね。
日本全体が沈滞ムード、確かにかっての高度成長期とは比ぶべくもないのでしょうね。
数々の問題行動も引き起こされ日本の一大問題なのでしょうね。
処方箋は難しいのでしょうが、まず大人が元気になることですね、考えさせられます。

レオさん

いつもありがとうございます!

親っていうのは永遠のテーマなんでしょうね。
人それぞれ違うと思いますし。

自分のこと精一杯で向き合えない。
本音だと思うんですよね。現役で子育てしてる方の。

時間を作ってみようと思っていただけでも記事にした甲斐がありました(^◇^)
ありがとう!

石丸徳馬さん

コメントありがとうございます!

是非、読んでみてください!私とは違う感じ方もあるでしょうから。

名無しさん

コメントいただきありがとうございます!

書評ほめていただけてうれしいです!(^◇^)

名無しさんのおっしゃることも一つの要因だと思います。
この本を読むと、複雑に入り乱れた日本の子どもを取り巻く社会環境の複雑さが読み取れますよ( ^^) _旦~~

是非またいらしてください!

boooookさん

コメントありがとうございます!

高度成長期の経済モデルが成立していた時には、十分説得力のある価値観でしたし機能してましたよね。それが右肩上がりの経済成長が止まってから、疲れた若者が増え、疲れた子育てしてるんだろうなぁと感じます。

その高度成長期に生きた方でも、状況認識している方も多いのですが、正直なところ、どうやって閉塞感を打ち破るのか?という命題は簡単に対応できないほど社会状況は複雑なものでしょうね。

トムママさん

いつもありがとうございます!

カラ元気でも元気は元気!
子どもの前では元気な親でいてくれるだけで十分幸せだと思うんですよね( ^^) _旦~~

chappyのにくきゅうだよりさん

コメントありがとうございます!

親も人間なんで万能ではないのですが、ひとりひとりの大人が、子どもときちんと向き合っているとはどうしても思えないような事例が身近にたくさんあります。

KOZOUさん

コメントありがとうございます!

おっしゃる通りで、大人も元気ないですよね。。。
まずは、大人が希望を見出すのと同時に、子どもが考えること無く、大人が描く希望に追随できる環境を残すことが今の親世代の使命かもしれません。

是非、読んでみてくださいね(^◇^)

No title

今晩は。
興味深い内容で、思い当たる部分が多いです。
子供にとって、親の価値観は絶対的なもので、
余程のことがない限り引き継いでいくものですよね。
そう考えると、これは輪廻していくものなのかと、
なんだか、怖い気がしました。

親の意識が変わったとしても、希望や夢を与えるだけの根拠がなければ、
子供に対しての責任がある以上、安易に話し伝えることもできない現状があります。

親として大人として、何ができるのか、していくべきなのか、
改めて考えされました。

nonさん

コメントありがとうございます!

思い当る部分が多いという情報ありがとうございます。

輪廻していく・・・・。その通りかと思います。
大人が自分自身を見つめる際に、大人としてどうあるべきか?
子どもに残す世界を体現するための行動をどうすべきか?

結局、大人も子どもも、双方が元気になって素直に生きていける環境を作っていくといった、根本的な人間関係の構築と社会に帰結するのかとも思っています。

はじめまして

明るく楽しく自由でいることを悪だと教え、おとなしくてまじめで従順な良い子を求めすぎた日本の親や教師、年配者たち。
その人たちにこの現実を直視してほしい問題だと思っております。

この本を購入して読んでみたいと思っております。



加藤諦三氏のHP↓
http://www.katotaizo.com/education/index.html

これにも何らかの関連性があるのでは↓
http://d.hatena.ne.jp/todesking/20060425/p2

まっちんさん

コメントありがとうございます!(^◇^)

いろいろな状況が重なっての今の現状ですので、誰かが悪い!といった犯人探しではなく現実の子どもの現状を直視し大人が何ができるか?をきちんと考え、行動していくことこそ必要だと思います。
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